海外初心者が一人でディズニークルーズラインに乗った7日間のこと。【前編】
こんにちは、イズといいます。
人生二度目の海外旅行で一人でディズニークルーズライン(以下DCL)に乗ることを決め、前回の記事で海外初心者が一人でディズニークルーズラインに乗るために準備した内容をまとめました。
今回は、英語が全く話せないわたしが一人でアメリカに行くまでの道中や、実際にDCLに乗船して一人でどのように過ごしたかをご紹介したいと思います。
なお、DCLのノウハウやお役立ち情報などは一切ございませんので、ご了承の上読み進めていただければと思います。
1日目 アメリカに行こう
東京国際空港
2月1日午後、羽田空港から日本を発ちます。
ということで!ついに!!本日!!!出国です!!!!!!!!!! https://t.co/i1Te1Rvt6q pic.twitter.com/xq3UWaVPBD
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月1日
今回手配した航空券はこちら。
デルタ航空
15:55 羽田空港
12:05/15:45 ミネアポリス・セントポール国際空港
20:05 オーランド国際空港
国際線だと、だいたい出発の3時間くらい前に空港に到着していれば問題ないようですが、わたしは不安のあまり出発4時間前には空港へ到着していました。
なんせ英語が話せないくせに人生二度目の海外旅行で一人アメリカへ行くもので。
今回、降雪予報の影響で出発時刻が30分早まることになり、余裕を持って空港へ到着していたことが功を奏しました。
雪の影響で出発時間早めっからヨロシクな!!! って言われたけど、心配すぎて出発の4時間前には空港着いてるわたしには何の問題もないぜ!!!!
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月1日
出発2時間前、チェックイン手続きへ。
座席指定は事前にデルタのHPから済ませていましたが、オンラインチェックインはなんだかよくわからなかったので、空港の自動チェックイン機で手続きし搭乗券を発券しました。
チケットは「羽田→ミネアポリス」と「ミネアポリス→オーランド」の2枚。
カウンターで手荷物を預けますが、羽田で預けた手荷物は一度ミネアポリスで受け取り、再度預け入れが必要になります。
わからないことはなるべく日本で解決しておきたかったので、デルタの職員さんに色々質問して教えてもらいました。
チェックインを済ませると、米国行き航空機利用者に向けて最近追加されたという簡単な面接があるとのこと。
面接ってどんなことを聞かれるんだろう…と緊張していたのですが、めちゃくちゃフランクな係員さんと「こんにちは~!今日はどちらへ行かれるんですか?オーランド!?あったかそうでいいですね~!」と世間話をするだけで終了。面接とは。
とにかく不安なので、わたしは早々に保安検査場を通過し、搭乗口の位置を確認。
国際線ターミナルには免税店や飲食店も多数あるため、退屈せずに時間を潰すことができました。
保安検査通過前のドリンクの持ち込みはできませんが、国際線ターミナルで販売されているドリンクは機内持ち込み可能です。
長いフライトになるので、わたしは500ミリのペットボトルを一本購入しておきました。
出発30分前には搭乗口へ。
飛行機はライブ遠征で乗り慣れていますが、今回は初めての長距離飛行です。
わたしが機内に持ち込み活用したアイテムは以下。
- ネックピロー
- マスク
- メガネ
- メディキュット
- パタットミニ
- 使い捨てスリッパ
- フェイスパック
- イヤホン
- 充電器
- 水
- 飴・タブレット
パタットミニは、前回の記事でも紹介した折りたたみ椅子。浮腫み防止の足置きに。腰が弱い方は、ネックピロー以外に腰用のクッションがあるといいかも。
とにかく席を立つのが面倒なわたしは、洗顔も歯磨きも乗り継ぎの空港で済ませようと思っていたので、パックと飴・フリスクは気分転換に役立ちました。
機内では、映画を観たり好きなviolinistの曲を聴いたりして、一人でものんびり快適に過ごすことができましたが、主に寝ていました。(不安<眠気)
初めての機内食も堪能。
日本から出発する便には日本語を話せる客室乗務員さんも多く、機内で困ったことは特にありませんでしたが、コーヒーをお願いするとお茶が用意されるアクシデントはありました。(関西弁の「コー(↑)ヒー(↓)」の発音が、「ヒー」の部分だけ聞き取られ「ティー」と間違えられたようです)
アメリカ入国
記念すべき初めてのアメリカ上陸はミネソタ州。ライリーの故郷です。
事前にリサーチしていた通りミネアポリス空港は日本語表記の案内が多く、とても安心しました。
ESATを取得し、一度アメリカに入国履歴のある人はAPC(Kiosk)という機械で入国手続きができ、初めての入国の場合は係員のいる窓口で手続きが必要という情報を事前にネットで入手していたのですが、入国手続きの列で「ESTAあるで」と伝えたところ、わたしはAPCの列の方に案内されてしまいました。
めっちゃ不安。
しかし、APCの日本語表記の指示に従い手続きを進めたところ、特に問題なく済ませることができました。
初めてのアメリカ入国でもAPCは利用可能なのか、ミネソタがザルだったのかは不明ですが、無事に手続きはクリアです。
そして難関入国審査へ。
英語が話せない身としては、入国審査は初めて英会話が必要になる場面なので、とにかく不安。
どんなワードを投げかけられたかはさっぱり覚えていませんが、「どこ行くの?」「何日間?」という、ギリギリ中学で習った英単語で理解できる内容だったためクリアできました。
あとは終始全力でニコニコしていたら、強面の入国審査官が最後笑顔で見送ってくれてとても安堵しました。
アメリカ怖くない。
ラゲッジクレームで預けた手荷物を受け取り、ゲートを通過し(パスポートかチケットか何か見せたかな?もうこのあたりのことはいっぱいいっぱいで忘れてしまった)再び手荷物を預けます。
出発のときのようなカウンターでのやりとりはなく、指定されたベルトコンベアに自分で荷物を置くだけで預け入れ完了。
簡単すぎて逆に不安。しかもみんな結構雑。
X線検査みたいなのを通過して(風を受けるTMレボリューションみたいなポーズをとらされる)、無事に入国ミッションコンプリート。
早くもこの時点で、英語が話せなくても、理解できなくても、だいたいノリでなんとかなるということを実感する。
ミネアポリス・セントポール国際空港
初めましてUSA〜〜〜〜!!!!! アメリカ人生初上陸\(^o^)/ https://t.co/8njjqHFuzc pic.twitter.com/V5DddEDyh0
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月1日
日本の出発時刻が早まったことと、ミネアポリスからオーランド行きの時刻が少し遅れることになった影響で、最終的に4時間のトランジットになりました。
ミネアポリスはデルタのハブ空港で、乗り継ぎが非常にスムーズ。
大きな空港ではないので迷うこともなく、空港のいたるところに時刻表やインフォメーションがあるので、フライト時間の変更なども常に確認することができて安心でした。
わたしがぼんやりマップを見ながら立っていると、「なにか困っているの?」と空港職員さんが気軽に声をかけてくれたのも嬉しかったです。
アメリカ全然怖くない。(逆にアメリカにどんな偏見をもっていたのか)
この日のミネアポリスの気温はマイナス15度。
ジャパンも雪で大変かもしれないけど、こちらは現在の気温マイナス15度だからヨロシクな!!! pic.twitter.com/dDy0tkVmGs
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月1日
外は雪景色でしたが、空港内でも雪が降っていました。(舞浜でよく見るやつ)
記念すべきアメリカ上陸一食目はフローズンヨーグルト。
好きなフローズンヨーグルトに好きなトッピングができるフォトジェニックなおやつ!セルフなのに勝手がわからなくて全部やってもらった/(^q^)\ https://t.co/kyO0A6l1O1 pic.twitter.com/A9Ydq4S2N5
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月1日
ちなみにこれを完食するのに30分かかりました。アメリカンサイズ。
カラフルなショーウィンドウ、ビッグサイズのチョコレートやクッキー。
日本では見ない光景に、長いトランジットの時間も退屈せずに過ごすことができました。
出発30分前には搭乗口へ。
空港内に多数のタブレットが用意してあり、ゲート付近で待っている間もこちらで調べものをしたりすることができます。
オーランド国際空港
ミネアポリスから3時間、ついに今回の目的地であるオーランドに上陸。
日本を出発してから約18時間の長旅でした。
オーランド空港はとても広く、到着ターミナルからトラムに乗ってバゲッジクレームまで移動します。
ミネアポリスみたいに降りてすぐ荷物受け取るものだと思っていたので、手ぶらでトラムに乗るのはとても不安でしたが、同じ便に乗っていた勝手がわかっていそうな日本人の方についていき事なきを得ました。
荷物を受け取り、ホテルの送迎バスが来る駐車場へ。
駐車場の場所を探してうろうろしていたときも、別の航空会社のカウンターにいた係員さんが「なにか探しているの?」と声を掛けてくれて、人の優しさが死ぬほど沁みました。
駐車場では、ドライバーがホテルの名前を連呼し客に呼びかけます。
次々と乗車していく人、呼ばれないわたしのホテル名、刻々と過ぎていく時間。
不安。
空港から無料の電話でホテルに送迎依頼ができることを思い出し、グーグル翻訳に頼り空港職員さん(夜なのにグラサン)に電話の場所を尋ねます。
なんとか場所を理解し、お礼を言ったところで空港職員さんが去り際に一言。
「ダースベイター(サムズアップ)」
アメリカ人にウケたいがために購入したベイダー卿iPhoneケースを褒められました。(ライトセーバー付、ドチャクソデカい)
アメリカやさしい。(号泣&安堵)
つたない英語でホテルに電話を掛け再び駐車場で待つこと数分、無事にわたしの利用するホテルの送迎バスが到着。
なんと、他のホテルとの相乗りだったためわたしが自分のホテル名を聞き取れていなかっただけで、電話を掛ける前から何度も駐車場に来ていたバスでした。
ここにきて英語力のなさが仇に。
結局一時間ほど駐車場で時間を無駄にしました。
夜遅くなってしまったため不安でたまらなくなり、自分の宿泊するホテルに間違いなく向かっているのか、車中ずっとグーグルマップを見ながら現在地を追いかけていました。
ホテル到着
10分ほどでホテルに到着し、チェックイン手続きへ。
予約の手配書を見せ、何か書いたりしたかな?(ホテルに到着した安堵で手続きの内容をあまり覚えていない)
アメリカのホテルでは、デポジットという支払い保障の預り金が必要なようで、クレジットカードの提示を求められます。(現金の場合もあるようです)
このとき提示したJCBが使用することができず、MASTERに切り替え無事手続きすることができました。
「海外旅行、国際ブランドが異なるクレジットカードを2枚以上必ず持っていくべし」の洗礼を早速受ける。
到着した安心感から、フロントのオバチャンに「アイムファーストビジット!US!!」とハチャメチャな英語でマシンガントークをキメたら、「フゥ!エンジョ~~~~イ!」と返してくれました。(他にもなにか言ってくれていた)
アメリカすき。
オランドゥ上陸〜〜〜〜〜〜!!!!! そして無事お宿にチェックイン!!!お部屋がめちゃ広い〜〜〜!!! ベッドが縦でも横でも斜めでも寝れる〜〜〜!!!! https://t.co/IXrr3StgiC pic.twitter.com/GUToXhdL0P
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月2日
わたしが3人くらい寝れそうな大きなベッドに迎えられ、長い長い一日のおしまい。
小さなアクシデントはあったものの、楽しく過ごしながら無事に一人でここまでたどり着くことができました。
2日目 ディズニードリーム号に乗船しよう
ホテル出発
ホテルには日本のビジネスホテルのような無料の朝食会場がありました。
ゆっくり朝食をとる時間はなかったので、クロワッサンを3つほどほおばってオレンジジュースを一気飲み。(この間約3分)
昨夜のフロントのオバチャンがわたしを見て笑っているのが見えました。(食べっぷりがよかったようです)
オーランド国際空港からポートカナベラルまでのシャトルバスの始発は午前9時。
8時にホテルを出発し、シャトルバス乗り場のあるオーランド国際空港ターミナルBへ向かいます。
ホテルへ向かっているときは不安と暗さで気づかなかったけれど、車窓から見える広くて大きい道に異国へ来たことを改めて実感しました。
ホテルからの送迎バスのドライバーさんにえらく気に入られ、助手席に座るようエスコートされました。
空港に着くまでの間、「ビューティフォー!ジャパニーズムービースター!!」などと自己肯定感が爆上がりする言葉をたくさんかけていただき、朝から一気にご機嫌になりました。これがアメリカか。
空港ではお互い投げキッスでお別れ。(さながら恋人気分で楽しかったです)
オーランド国際空港
15分ほどで空港に到着。
時間に余裕があったので、ディズニーストアにも立ち寄りました。
店内で写真を撮っていると、「一緒に撮ってあげるよ」とキャストさんに声を掛けられたので、ケータイを預け「ダースベイダーケース」とドヤ顔で言うと、「oh...cool」と言って親指をグッと立ててくれました。
3900円のiPhoneケース代、ペイである。
ポートカナベラル行きのシャトルバス乗り場は、ターミナルBの一階。
こちらのカウンターで受け付けを済ませます。
おはセイルアウェーイ! 夢にまでみたクルージングの旅! ついに今日からはじまるッッッ\(^o^)/ https://t.co/O6u1eHMmBT pic.twitter.com/zNks4dNs3b
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月2日
ブックレットを係りの人に見せて、バスの案内で使用するキャラクターが振り分けられます。
大きな荷物もこのとき一緒に預けました。
なお、ここで話した英単語は「ハーイ、グッモーニーン!オーケーオーケー、センキュー!」くらいだったので、英語が話せなくても全く問題ありません。
噂に聞いていた通り、朝早いこの時間は日本人の方が多い。
というか、日本人しかいない。(こちらもジャパニーズクソオタなので人のことはいえない)
9時前、指定されたキャラクターごとに順番にバスへ案内されます。
乗車前にパスポートを提示したかな?とりあえず前に並んでいる人と同じことをしておけば、だいたいなんとかなります。
車内のシートもクルーズ仕様。
オッチャン、受付のミッキーグローブ、振る用なんかい。
バス車内では、クルーズの紹介映像やディズニートリビアが流れていましたが、主に寝ていました。(興奮<<<眠気)
ポートカナベラル
空港を出発して一時間、窓の外の景色を見て一気に目が覚めました。
船だ~~~~~!!!!!
ポートカナベラルに到着し、係りの人からのご案内(英語なので何を言っているのかさっぱりわからない)と「エンジョイバケーショ~~~ン?」\フゥ~~~~/というコールアンドレスポンスを済ませバスを降ります。
アメリカ楽しい。
港に着いたよーーーー! 先人の教えに従い早くきたら模型一人占めだった\(^o^)/ https://t.co/BAX8sdeVrP pic.twitter.com/cMiFljMOOi
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月2日
チェックインカウンターでメディカルチェックの用紙を記入、ブックレットを見せてルームキーを発行してもらいます。
メディカルチェックは事前に船先輩たちから色々聞いていたおかげで、名前を書いてNOにチェックしてサインをしてクリア。(なお内容は理解していない)
このオバチャンとめちゃくちゃハイタッチした。
朝一番のバスだったおかげで待ち時間は全くありませんでしたが、乗船時間が近づくと長蛇の列ができていたので、港へ向かうのは早めの時間がオススメです。
チェックインを済ませ、建物内をのんびり見学。(広くないのでそこまで見るものはありません)
イカしたTシャツを着たアメリカ人ファミリーの写真を撮らせてもらったり、喫煙スペースのテラスに出てお船を間近で眺めたり、スーベニアメダルを作ったりしました。(挿入するコインの種類がどれかわからなくて、テキトーに近くにいた日本人の方を捕まえて教えてもらった)
すごい、コミュ力が爆上がりしている。
ソファーに座ってひとやすみしていると、周りがにぎやかになりました。
ミ、ミ、ミッキーマウスだ~~~~~!!!!!
ツイッターでよく見るやつだ… と身も蓋もないことを思いながらグリーティングの列に並びました。
TDRで販売されていたプニュズコラボのミッキーワッフルTシャツを着ていたのですが、キャストさんから「そのTシャツかわいい!どこで買ったの!?」と声を掛けてもらったり(「ジャパンだよ!」というと「oh...ジャパン…」と露骨にがっかりされ、ネット通販はないのかと聞かれた)、「ミニー見て!この子のTシャツミッキーワッフルよ!」と紹介してもらったりして嬉しかったです。
ミニーちゃんはわたしのTシャツからミッキーワッフルをつまんでモグモグお召し上がりになられ、「今すぐメイプルシロップになりたい」と思ったのは人生後にも先にもこの瞬間だけであった。
乗船開始時間になると、アナウンスが流れます。(確か12時頃?)
チェックインのときに番号札を渡され、その番号順に乗船することができますが、自分の番号が呼び出されても急いで乗船に向かう必要はありません。(これを事前に教えてもらっていたおかげで、自分の番号が呼び出されても焦らずグリーティングを楽しむことができました)
ディズニードリーム号乗船
タラップで記念撮影を済ませ、いよいよ船内へ。
クルーから名前を呼ばれ、拍手で船内へ迎え入れられます。(これがめちゃくちゃ嬉しくて2回やってもらった)
ロビーをお散歩していると早速グーフィーと遭遇しました。
これがお船名物、スケジュールに記載のない突発グリ…!
マップを見ているゲストに道案内をしたり、一緒に船内をお散歩したりして楽しかったです。
デッキに上がると早くもプールで泳いでいる人たちの姿がありました。早。
バーカウンター付のプールは大人専用。
ニモが迎えてくれるのはキッズ用プール。
プールありすぎでは???
船内一食目はセルフで作れるソフトクリーム。"アイスクリーム"と"EYE SCREAM"。
乗船して3分でアイス食べにきたよ\(^o^)/ それではみなさん!本当に!いってきまーーーす! https://t.co/pUxH7LYzAl pic.twitter.com/9QtGv7fRrZ
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月2日
出航までの時間、通常大人は入ることができないキッズスペースや託児所、スパやフィットネスセンターなどの施設も自由に見学することができます。
船内でのアルコールは有料になりますが、バーラウンジも複数ありました。
ランニングコースにもなっているプロムナードデッキ。
お部屋に入れる時間はフロアによって異なり、準備ができていないフロアはロープで入れないよう区切られています。
わたしがお部屋に入ったのは確か13時半頃。
お部屋もベッドも一人で使うには申し分のない広さでした。(そもそも一人で宿泊することはあまり想定されていない)
預けたスーツケースは14時半頃に手元へ。こちらもお部屋によってお届けの時間はかなり異なります。
ドアデコ用の小物をスーツケースに入れていたのでなかなか手を付けられず、ドアデコに使うものは手荷物で持ち込みされることをオススメします。(大きくかさばるものなどでなければ)
わたしが仕上げたドアデコはこちら。
一週間で仕上げたワッフルームドアデコだよー\(^o^)/ 「日本から初めてアメリカに来たワッフルガールイズもうすぐ30歳!」という情報をドアに詰め込みましたw https://t.co/MicCILGiyY pic.twitter.com/puSxAN2Ydr
— イズ (@PonteVecchio_iz) 2018年2月14日
船内ではドアデコ専用マグネットも販売されているので、やらないよりやったほうが断然楽しいのでオススメです。
帰国後の使い道に困ったら冷蔵庫にでも貼っておけばいいでしょう。
船内では、一日のスケジュールが書かれたナビゲーターが用意されています。
一日目はチェックインカウンターで受け取り、二日目以降はハウスキーピングで部屋に配布されます。
また、自由に持ち帰れるようベルデスク前にも設置されているので、紙物大好きなみんなたちは保存用にもらっておくことをオススメします。
レストランなど各施設のオープン時間もナビゲーターの裏面に記載されています。
避難訓練
16時からは避難訓練。全員参加必須で、参加しなければペナルティがあるとかないとか。
スケジュールにもある通り、この避難訓練の後デッキで「SAILING AWEY」という出航を祝うショーが開催されます。
つまり、いい場所からショーを見るためには、避難訓練場所からいかに早くデッキに辿り着けるかが勝負。(本気と書いてマジ)
お部屋のドアに避難訓練場所(実際の避難ルート)が指示されているので、避難訓練前に避難場所とデッキまでの最短ルートを確認しておくことを強くオススメします。
わたしの避難訓練場所はシアターの2階だったため、すぐ退出できるように通路側後方の座席を確保しました。(本気)
避難訓練は英語で何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、とりあえず一生懸命見ておきました。
避難訓練後はエレベーターが混雑するので、階段を使ってデッキへ向かいます。
4階から11階まで。(白目)
階段を駆け上がっている途中、なんとハネムーンで同じ船に乗船していた友人夫婦とばったり遭遇しました。
舞浜のオタク、考えることは皆同じ。
お互い立ち止まることなく挨拶を済ませ、全力で上を目指します。(ジャパニーズクソオタ魂)
SAILING AWAY
無事にデッキへ辿り着きなんと最前ドセンを確保。(お船や航路によっては、最前列がキッズエリアとなる場合もあるようです)
TDLでおなじみのミニーオーミニーの楽曲が流れたり、ショー終了後に突然のダンスタイムがあったり(クルーや知らないアメリカ人たちとテンション高めに踊る)、出航を楽しくお祝いすることができました。
10分ほどの待ち時間でキャプテンミッキーとのグリーティングを済ませお食事へ。(食前グリという贅沢)
ロイヤルパレス
ディナーは早い時間のメインダイニングを選びました。
ルームキーに書かれているアルファベットの並びが、初日から順に利用するレストランの頭文字になっています。
数字のテーブルナンバーは、毎日同じです。
事前にリクエストしておけば日本語のメニューが用意されます。
好きなものを好きなだけ、メインを2種選んだり、前菜をカットしたり自由にオーダーすることができます。
テーブルを担当してくれるウェイターとアシスタントウェイターは毎日一緒なので、アレルギーやリクエストがある場合は伝えておくとスムーズかも。
メニューが招待状風で、お城の舞踏会に招かれたのかしら? という気分に。
パンを入れるバスケットにもシンデレラの物語が。
サプライズでお誕生日のケーキをいただいたのですが、すでにオーダーしていたデザートで満腹になってしまったため、お部屋に持って帰りたい旨を伝えると、お皿に蓋をかぶせてカトラリーを一緒に包んで用意してくれました。
つまり、コース料理のメニューもお部屋にテイクアウトすることができます。
お夜食にしたいデザートや、今は満腹だけど落ち着いてからお部屋でゆっくり食べたい、というメニューがあれば、遠慮なくお願いしてみましょう。
なお、お部屋に持って帰りたい旨の伝え方は「ケーキ、マイルーム、イート!オーケー?」で問題なく通じたので、英語が話せない方もご安心ください。
THE GOLDEN MICKEYS
食後はショーを見たり、ショッピングをしたり、グリーティングをしたり。
メインダイニングの場合、良席を狙うなら食後早めにシアターに向かわれることをオススメします。(わたしは結構ギリギリに向かいましたが、一人だったので一席空いている隙間を確保)
MCさんによる前説も盛り上がり「DLR~?」\フゥ~~~/「WDW~~~?」\フゥゥゥ~~~~~/という、どっちが好きかを答えるコールアンドレスポンスが最高でした。(場所柄かWDW派が多かったです)
ショーは全編英語になりますが、言葉がわからなくても伝わることはたくさんあるんだなーということを、改めて実感できました。
ディズニーが好きなみなさんと一緒に観るショーはとても楽しくて、客席のリアクションも含めて大満足。
わたしは感動して涙が出るほどだったので、英語ができない方でも言葉が理解できないことは全く気にしなくていいと思います。
ショー中出演者に選ばれたお子様がステージに上がるシーンがあり、わたしの前に座っていたファミリーのお嬢様もステージに上がっていたのですが、あまりの可愛さに終演後「ソーキュ~~~ト!!!」と思わず声をかけるほどでした。(驚くべきコミュ力の上昇)
ショップは基本的に夜しか営業していません。(税関とかなんとかの関係だっけ?)
クルーズでは途中で品物を補充することができないため、船内の在庫がなくなってしまうとそこで販売終了になってしまいます。
どうしてもほしいものは、早めに購入しておくことをオススメしますが、二日目以降、前日に置いていなかったグッズが突如現れるという現象も起こったので、ご利用は計画的に。(ショー鑑賞後ショップへ行くと、全く使う予定のないショー関連グッズを思わず買いそうになるのでお気をつけて)
ロビーではピアノやギター、チェロやわたしの愛するヴァイオリンなどの生演奏を楽しむこともできます。
ゆっくり聴いていたかったのですが、なにせオタクは忙しい。
グリーティングの列に並びながら聴くことになるのがほとんどでした。
バーにいったりビンゴやカラオケなんかの船内イベントも体験したかったけれど、疲れが出てしまい夜は早めにお部屋へ退散。
大きなお魚が迎えてくれました。
あっという間に一日目が終了。
個人的なことですが、常時満腹状態だったことと、風が強く船首の部屋で揺れが大きかったためか、夜お部屋に戻ったときは少し頭痛がする感じで船酔いを経験しました。
わたしは普段乗り物酔いはあまりしないほうなのですが、旅先での状況は想像と異なる部分も多いと思うので、同じように乗り物酔いをしない方もお薬などお持ちになることをオススメします。
3日目 バハマへ行こう
乗船2日目、初めての寄港地バハマへ立ち寄ります。
この日は早起きしてキャラクターグリーティングへ。
ミニーちゃんに会うため5階のバルコニーに足を運び、ふと4階のロビーの方へ目を向けると、なんとパジャマを着たグーフィーの姿が。(スケジュールに記載のない突発グリ)
クソオタ、Bダッシュ。
11センチのハイヒールを履いた女が猛スピードで階段を駆け下りてきて、グーフィーもさぞ驚いたことでしょう。(なお船内はハイヒールに不向きのフカフカの絨毯)
白いレースのワンピースに赤いベルトを合わせたわたしのコーディネートを見て、グーフィーが傘をさして飛んでいく仕草をしてくれたのが嬉しかったです。(しかし喜びのあまり写真はブレブレ)
そのあとミニーちゃんにも会うことができました。
日中はキャラクターの登場もほとんどなく、船内をお散歩したり、プールサイドでゴロゴロしながらハンバーガーを食べたりしていました。
何もしないという贅沢。
マヨネーズ、ケチャップ、マスタードかけ放題マシーンに大興奮で必要以上にカロリーを摂取。
デッキからナッソーを一望。
煙突にはドナルドの姿が。
寄港中は下船される方が多く、船内はいつも以上にのんびりとした時間が流れています。
映画「シュガーラッシュ」のヴァネロペのお店は有料のスウィーツショップ。
カラフルな内装とそれに引けを取らないカラフルなスウィーツたちは、見ているだけでも楽しかったです。
ゴルフコースや卓球台など、船内アクティビティも充実。
コミュ力の上昇によりゴルフを楽しむアメリカ人親子に「ナイスショット」と唐突に声を掛けたりもしました。
本当はスパに行ったり、昨日なにもできなかった船内のイベントを体験したかったのですが、2時間くらいお部屋でお昼寝していました。
なんという贅沢。でも無理しないことが大切。眠くなったらすぐ寝れるのもクルーズの醍醐味です。
下船してナッソー上陸。
下船時パスポートが必要というお話も聞いていたのですが、ルームキーのチェックのみでした。
お買い物や観光には行かず、本当にお船周辺をプラプラ散策しただけでしたが、お天気も良くて陸に下りたことで気分転換にもなりました。
コミュ力は引き続き爆上がりしているので、見知らぬアジア人ファミリーに声を掛けて写真を撮ってもらったりもしました。
ソフィアちゃんとスティッチにも会えました。
この日のドレスコードは"パイレーツ"。
ディナーの前にパイレーツコーディネートにお着替え。(わたしはフリルシャツ、原色のスカートにサッシュベルト、捨てるために持ってきたボロボロのブーツにゴールドのネックレスで、普段着ている洋服をパイレーツ風にアレンジして着用しました)
ロビーを歩いていると、ゲストの方からもお褒めの言葉を掛けてもらい嬉しかったです。
本格的なコスチュームの方も多く、パイレーツコーディネートで参加することでより楽しむことができました。(客室に人数分のバンダナが配布されるので、それを着用するだけでも十分です)
キャラクターグリーティングもパイレーツコスチュームで。
チップとデールが撮影に入る前に、ゲストの列の横を歩きながら流れるようにサインを書いていく姿がおもしろかったです。流しそうめんスタイル。
パイレーツの装いの日にどうしても会いたかったのがジャックスパロウ。
身に着けていたコインネックレスを見せながら「マイトレジャー」と伝えたところ、わたしの首元に手を掛けお宝を吟味するキャプテン。
一般男性(職業海賊)にこんなに至近距離で首元を見られることなんてなかなかないので、キャプテンを見つめながらこのまま結婚してくれと心から願いました。(チョロすぎる非モテ)
アニメーターズ・パレット
2日目のディナー。
レストランのコンセプトごとに異なるメニューが毎日楽しい。
"キャロットケーキに、ひとひねりを加えて"の、ひとひねりが気になりすぎたのですがオーダーせず。
この日はディナーのあとに"パイレーツナイト"と題しデッキで開催されるショーが控えていたため、前菜をお断りしました。
早めに食事を終えていい場所をポジらないといけないので。(初日から変わらぬクソオタ魂)
ご希望の方は有料でクラッシュのスーベニアマグを購入できます。(勢いで購入しそうになるも正気を保つことができた)
とっても可愛いバターナイフは船内のショップでも販売されており、最終日まで購入するかものすごく悩んだのですが、使い道を考え結局購入しませんでした。(しかし帰国後やっぱり買えばよかったとめちゃくちゃ後悔する)
こちらのレストランでは、タートルトークのようにクラッシュや海の仲間たちとお話しをすることができます。
わたしはクラッシュにバースデーソングを歌ってもらいました。
ご飯を食べてる合間に海の仲間たちがひっきりなしに遊びにきてくれます。
見るのも食べるのも忙しくて、静かにお城を作ったりお船を作ったりしてるお魚ちゃんたちの姿は危うく見逃しそうになることも。
最後は水槽がイラストに変わっていき、アニメーションの変化を楽しめる演出に驚きました。すごかったなあ。
パイレーツナイト
予定通りディナーを早めに終え、急いでデッキへ。
人いねえ。
あまりにも人がいないので、デッキから離れ少しお散歩しました。
世界各国のパークの時刻を刻む時計たち。
この日は風が強く、中止の可能性もあるとアナウンスされましたが、遅れて無事開催となりました。
赤いテープが邪魔になりそうだったので、座り見から急遽立ち見最前へ移動。
一緒にダンスを踊ったりして楽しかったです。
BEAUTY AND THE BEAST
この後は大急ぎでシアターへ向かいショー鑑賞。(パイレーツナイトスタートが押したため、時間ギリギリでした)
初日の「ゴールデンミッキー」も楽しかったですが、二日目の「美女と野獣」も本当に素晴らしくて、ストーリーも理解していることもあり、より楽しむことができました。
実写版「美女と野獣」が映画の中から飛び出してきたみたいで、すごく感動しました。
Buccaneer Blast followed by Club Pirate
夜はデッキで打ち上げ花火。
ダンサーさんやジャックスパロウも登場し盛り上がりました。
船から遠くに打ちあがる花火を見るのかと思っていたのですが、船から打ちあがる花火を見上げるスタイルで、花火が真横から発射されるというのを初めて体験しました。
パイレーツオブカリビアンの楽曲に乗せて次々と打ちあがる花火、ディズニー好きのみなさんと見る花火は大盛り上がりでとても楽しく、曲や花火が展開されるたびに\フゥ~~~~~/という歓声が上がるのが最高でした。(もちろんわたしも声を上げた)
花火が終わるとデッキがクラブに一変、音楽に合わせて老若男女が踊る踊る。
クルーとゲストのダンスバトルが突然はじまったり、一列になってランウェイのように歩いたり、もう最高。
わたしも我を忘れて踊り狂いました。一人で。(ちなみに時刻は深夜0時前である)
まだまだデッキで踊る人たちを横目に、パイレーツお夜食ブッフェへ。
深夜のメニューにしてはサイズがおかしすぎるチキン。(マッキーペン比較)
ホイップキャラメルチョコレートソースかけ放題のカロリーの暴力。
仕上がった頭のおかしいクレープ。
アメリカ最高。
お部屋に戻ると海賊が捉えられていました。
今夜もバーに足を運ぶことができず、満腹のまま即就寝。
ドロドロの生クリームとチョコレートをメドレー食いしたので、すぐに寝るのは少し抵抗があったけれど、日本は昼だしオッケー!という自論で罪悪感を抹消しました。
翌日のキャスタウェイケイ寄港から下船、ディズニースプリングスでのショッピングと帰国までのお話は後編にて。