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【検証】バケーションパッケージは本当に高いのか

東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ。

https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/vp/

ホテルの宿泊に、滞在期間中のパークチケット、オリジナルグッズなどの特典がついた宿泊プランです。
特別なキャラクターグリーティングやショー鑑賞の確約など、様々なプランが用意されていますが、どれもわたしの食指は動かず。
なによりお値段が高額というイメージで、自分には一生ご縁のない旅行プランだと思っていました。が!

なんとご縁ができました!

「オリジナルプログラム「7つの海のストーリー」体験付き 2DAYS」

公式サイトより引用

ストーリーを知ることで、いつもと違う視点で東京ディズニーシーを楽しめる!
東京ディズニーシーのストーリーを楽しめる、バケーションパッケージだけのオリジナルプログラムをご体験いただけます。
皆さんは、ところどころ読めなくなっている“冒険の記録”に何が書かれていたのかを確かめるため、東京ディズニーシーをめぐる旅に出発します。ご自身で自由にパークを楽しみながら、“冒険の記録”に書かれている場所に立ち寄ることで、東京ディズニーシーのストーリーの魅力を存分に味わっていただけます。
知識もひらめきも必要ありません。必要なのは、楽しむ気持ちと、パークをまわるちょっとした体力だけ!

東京ディズニーシーの魅力、存分に味わいたい!!!

ということで、人生初のバケーションパッケージの利用を決意!
すごい高額の旅行プラン、というイメージだったのですが、実際に体験してみて本当に価格に見合った内容だったのかを振り返っていきたいと思います。
※「7つの海のストーリー」のネタバレはございません

バケーションパッケージ内容

そもそもバケーションパッケージにどんな特典がついているのか。
今回利用した「7つの海のストーリー」のパッケージ内容はこちら。

パークチケット 1日目:東京ディズニーシー
2日目:東京ディズニーランド
ショー鑑賞券 1日目:東京ディズニーシー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」(鑑賞エリアは以下のいずれかより選択)
ディズニーシー・トランジットスチーマーライン乗り場横(座り見)
・ハーバーサイドテラス(専用鑑賞席)
・ピアッツァ・トポリーノ(座り見)
・リドアイル(座り見/立ち見)
2日目:東京ディズニーランド(以下より1つ選択) 
・ドリーミング・アップ!
・ミッキーのマジカルミュージックワールド(席は最前列席または通常席のいずれかより選択)
・クラブマウスビート
東京ディズニーランドエレクトリカルパレード・ドリームライツ
体験プログラム利用券 7つの海のストーリー
オリジナルスーベニアポップコーンケース引換券 1部屋につき1枚
アトラクション利用券 東京ディズニーランドの対象施設(時間指定あり/なし)より1つ選択 2枚
東京ディズニーシーの対象施設(時間指定あり/なし)より1つ選択 1枚
オリジナルグッズ引換券
フリードリンク券
チケットホルダー引換券

他にも朝食を追加することもできますが、今回はなるべく価格を抑えるために利用せず。
基本的に特典は人数分用意されていますが、オリジナルスーベニアポップコーンケース引換券のみ1部屋に1枚。
複数お子さまがいるファミリーとかは喧嘩になったりしないのだろうか……

料金を検証

早速料金を検証していきましょう!
今回バケーションパッケージを利用したのは1月の平日、俗にいう閑散期と呼ばれるシーズンで価格帯も落ち着いている時期です。
3名1室利用で総額240,300円

24万円!!!

庶民はもうこの金額だけでめまいがします。
1人あたり80,100円
今回はこの1人あたりの金額をベースに検証していきたいと思います。
パークチケット代など金額が明確なもの以外、概算価格は全て個人の見解となります。

ホテル

今回のプランで選択できるホテルは、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのみ。
複数のホテルから選択できるパッケージの場合、比較的安価な客室がある東京ディズニーセレブレーションホテルやディズニーアンバサダーホテルを選択すると旅行代金を抑えることができます。

イタリア語で“船長”を意味する“カピターノ”と名付けられた客室

今回はとにかく価格を抑えるべく、トスカーナ・サイドのカピターノ・ミッキー・スーペリアルームを選択。(ちなみに予約時料金を比較したところ、ヴェネツィア・サイドのスーペリアルームも同価格でした)
バケーションパッケージ利用日同日、客室タイプ、利用人数の条件を揃えてミラコスタの客室料金を調べたところ、3名1室54,000円(1名あたり18,000円)でした。
80,100円のうち、18,000円がホテル宿泊代金なら意外とバケーションパッケージってお得なのでは……? と早速金銭感覚がバグる。

ホテル宿泊代 18,000円

パークチケット

今回のプランは2日間、東京ディズニーシー東京ディズニーランドにそれぞれ入園することができます。

あまりの美しさにパラダイスの港と名付けたくなる東京ディズニーシー
ハッピーエントリーで15分早く入園した開園前の東京ディズニーランド

同日のパークチケット料金は7,900円、2パーク分で15,800円です。

パークチケット代2日分 15,800円

ショー鑑賞

ここからは明確な金額が不明なもので、概算価格での算出になります。
今回選んだのは、「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」のハーバーサイドテラス(専用鑑賞席)と、「クラブマウスビート」

ハーバーサイドテラスからの眺めは最高!
Dブロック最前列!やったー!

現在パークには、あらかじめ入場時間を選択して指定の鑑賞席(エリア)からショーを楽しめるディズニープレミアアクセス(DPA)があり、ビリーヴ!のDPAが2,500円であることに倣って、今回はショー鑑賞券を2,500円で算出。
鑑賞エリアや選択するショーによって価格の変動もありそうですが、今回はこの金額に統一します。(特にハーバーサイドテラスは差額が発生していそうですが未確認なので)
余談ですが予約時、マジカルミュージックワールドの通常席と最前列席を比較したところ、一人あたり2,400円の差額がありました。金で良席が買える!

ショー鑑賞代2公演分 5,000円

アトラクション

こちらもDPAから算出。
選んだアトラクションは「マジックランプシアター」プーさんのハニーハント」「バズライトイヤーのアストロブラスター

マジックランプシアターは利用せずアブーと遊んだ

ファストパスが存在しない今、並ばずサクッと利用できるのはめちゃくちゃ気分がよかったです!(そもそも閑散期なのでそんなに並んでないけど)
こちらも選択するアトラクションによって料金が変動するようで、今回はDPA対象外のアトラクションを選択したので1つあたり1,000円で算出しました。

アトラクション利用代3施設分 3,000円

オリジナルスーベニアポップコーンケース

蓋の部分にウェットティッシュが入ります

以前はオリジナルポップコーンバケットでしたが、利用した2023年1月現在はオリジナルスーベニアポップコーンケースでした。
レギュラーポップコーン1箱付き。
こちらは1部屋に1つのご用意なのですが、過去にバケパを利用した同行者たちが今回はわたしに譲ってくださいました。優しい!!
レギュラーボックスが2つ入る形のポップコーンケースで、現在パークで販売されている同じ形のポップコーンケースから金額を算出しました。

オリジナルスーベニアポップコーンケース代 2,000円

オリジナルグッズ

バケーションパッケージ限定の選べるオリジナルグッズがもらえます。

実用性重視でタオルセットを選択

パークで販売されているトミカが1つあたり約1,500円(2個セットなので約3,000円)、ミニタオルセットは約2,000円、ぬいぐるみバッジは約2,500円、ショッピングバッグのみ比較できるグッズがなく算出できず。(エコバッグ以上トートバッグ未満……?)
間をとって2,500円で算出します。

オリジナルグッズ代 2,500円

チケットホルダー

身につけるだけで高額料金を支払った者としてアピールできる

バケーションパッケージでは、フリードリンク券を入れて使うのを推奨していました。
比較になるチケットホルダーを調べましたが、パークチケットが電子化している今、チケットホルダーってあまり販売されていないんですね! だいたいコインケースが付いてる!
ぬいぐるみ素材のコインケース付きパスケースも、社員証みたいな首から下げるパスケースも、だいだい1,800円~2,000円くらいだったので、今回は1,800円で算出します。

チケットホルダー代 1,800円

フリードリンク

冒険の合間にホッとひと息

今回のメインイベントの次に楽しみにしていたフリードリンク券。
対象店舗はカウンターサービスのレストランで、対象ドリンクはカップに入ったドリンク。

土と草の味がする色鮮やかなスペシャルドリンクも飲み放題

セットに付くドリンクや、ペットボトル飲料、ミルク、紙パックのドリンク、アルコール飲料やスープは対象外です。
とにかく限界までフリードリンクを楽しみたい食いしん坊が挑んだ2日間の戦歴がこちら。

1日目:東京ディズニーシー
・ホットカフェラテ 350円
・ホットストロベリードリンク×3(1杯600円) 1,800円
スペシャルドリンク(アバター 700円
・ホットココア 330円
・抹茶タピオカドリンク 700円
・オレンジジュース(Sサイズ) 300円
・クリーム&ベリードリンク(ステラルー) 700円
・山ぶどうブレンド(Mサイズ) 360円
・ピーチタピオカティー 600円
11杯 計5,840円
2日目:東京ディズニーランド
・ホットカフェラテ 350円
ホットチョコレート&オレンジ×2(1杯600円) 1,200円
・スパークリングドリンク(ストロベリー&エルダーフラワー)×2(1杯600円) 1,200円
・オレンジジュース(Mサイズ) 360円
・ウォームハニーレモンドリンク 600円
・スパークリングゼリードリンク(マスカット&キウイ) 600円
・ホットピーチティー 500円
9杯 計4,810円

すごい楽しんでる!!!

1日3杯飲んだお気に入りのホットストロベリー

ただしこちらはレストランがあまり混雑していない閑散期に、寒空の下でも冷たいドリンクをガブガブ飲める鋼の胃袋をもった人間の結果です。
過去にバケパを利用した同行者曰く、ハイシーズンはレストランも混雑しているためドリンク1つ引き換えるのにかなり並ぶ必要があり、数をこなすのは難しいようです。

フリードリンク代2日分 10,650円

体験プログラム

今回のメインイベント「7つの海のストーリー」体験プログラム
とある探険家によって書かれた“冒険の記録”を手に、東京ディズニーシーをめぐる旅へ出発する周遊型のプログラムです。
(体験期間終了後に配布物やプログラム中の写真を追記予定です)
オープニング約10分、クロージング約20分、いただいた配布物に体験した内容を考慮して金額を算出します。

……できない!!!

個人的には期待以上、プライスレスの楽しさと満足感だったので、非常に難しいです。
この体験プログラムがバケパではなく単独で販売されていたら、いくらくらいなら出せるかな……? という超個人的懐事情で、今回は10,000円で算出します。(体験価値はこの金額を遥かに超えます!!)
しかしこのプログラム、「ストーリーを知ることで、いつもと違う視点で東京ディズニーシーを楽しめる!」と謳っている通り、バケパという非日常感があってより楽しめるという印象だったので、バケパ限定で販売されたのはよかったのではないかと思いました。

検証結果

ホテル 18,000円
パークチケット 15,800円
ショー鑑賞券 5,000円
アトラクション利用券 3,000円
オリジナルスーベニアポップコーンケース引換券 2,000円
オリジナルグッズ引換券 2,500円
チケットホルダー引換券 1,800円
フリードリンク券 10,650円
体験プログラム利用券 10,000円
計 68,750円

1人あたり80,100円のバケパの内訳は、概算価格で68,750円という結果になりました。
金額だけ見ると11,350円マイナスなので、バケーションパッケージはやはり割高なのでは……? と思われるかもしれません。が!

全然そんなことないよ!

エンタメ鑑賞に重きを置いている身としては、ショー鑑賞の指定席が確約されているだけで心に余裕できます。
抽選に外れてガッカリのリスクがないだけで、こんなに穏やかな気持ちで過ごせるなんて……!
ビリーヴ!に関しては、早めに入場する必要のあるDPAと比べて、ショースタート直前に入場しても見やすい席が確保されていることで、時間に余裕ができます。

個人的に、いつもアルコールドリンクばかり飲んでいるので、いろんなの種類のソフトドリンクを味わうことができたのもとても楽しかったです!
金額を気にせずドリンクを注文できることで、金銭の余裕が生まれます。

つまり、あらゆるシーンで心に余裕がめちゃくちゃできる!!!

宿泊代やパークチケット、特典などの目に見える価格以外に、時間や気持ちの余裕が持てるというのが大きなメリットだと個人的には感じました。
年間パスポートを所持していた頃は、バケパに付いてくるパークチケットが不要で結構ネックに感じていましたが、ワンデーパスポートを購入している今ならバケパもアリかも!という気持ちになりました。

結論

バケーションパッケージは高いが、金額に見合った内容だった。

やはり庶民なので、約8万円の出費は大打撃なのですよ……
でも、高級焼肉が高額である理由があるように、バケーションパッケージも高額である価値がしっかりとある旅行プランでした!
気軽にホイホイ利用はできないけれど、魅力的な特典があればまた参加してみたいと思いました。
ここまでご覧いただきありがとうございました!