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海外初心者が一人でディズニークルーズラインに乗った7日間のこと。【後編】

こんばんは、イズです。
人生二度目の海外旅行で一人でディズニークルーズライン(以下DCL)に乗りました。
前回の記事に引き続き、英語が全く話せないわたしが実際にDCLに乗船して一人でどのように過ごしたかや、下船後から帰国までの道中をご紹介したいと思います。

4日目 キャスタウェイ・ケイに行こう

バハマクルーズの目玉、ディズニーが所有するプライベートアイランド"キャスタウェイ・ケイ"へ寄港します。
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一切アクティビティの申込みをしなかったわたしが、唯一検討していたのが「キャスタウェイ・ケイ5kマラソン」。
船内でも申し込みができ、徒歩での参加も可能で完走するともらえるメダルが目当てだったのですが、前日日付が変わる頃までたらふく肉と生クリームを摂取していたわたし、朝7時に起きられるわけがない。(8時半スタート)
早々に断念し、ぐっすり眠ってのんびり下船しました。
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こちらは下船時ではなく、島の入り口でルームキーのチェックがあります。
ルームキーを部屋に忘れ、ダッシュで船に逆走する友人夫婦と遭遇したのでみなさまもご注意ください。
島内では、4つのスポットでキャラクターグリーティングが行われます。
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先人から、「マラソンよりキャラグリの方が走る」という話を聞いていたのですが、なんですかこの分刻みのスケジュール。
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"Gangway""Scuttles Cove""Rustmore"の3ヵ所は比較的近くて移動しやすいのですが、"Post Office"は少し離れた場所にあります。(確か徒歩10分ほど)
島内ではトロッコが走っており、"Post Office"から他3ヵ所周辺まで不定期で運行してるため、これを使わない手はありません。
グリーティング後、急いで乗り場に向かったところ、「定員オーバーやで」とあっさり断られ、無情にもわたしの目の前でトロッコが出発。
途方に暮れるオタク。しかし立ち止まっている暇はない、オタクは次のグリーティングスポットに向かわなければならないのである。(本気と書いてマジ)
この瞬間、キャラオタマラソンスタートの合図が脳内に鳴り響きました。(ピストル音)
この美しい海岸線をBダッシュで駆け抜けるオタク。
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オタクは汗だくになりながら、無事次のグリーティングスポットに到着したのであった。(しかもトロッコに乗っていた友人夫婦より先に到着)
待機列には日本人の方も多く、ハネムーンでガチオタ妻に連れてこられた非オタ夫さん同士がチップとデールの違いがわかるようになりました」などと苦楽を共感し合っていたのが大変微笑ましかったです。
約2時間、右往左往しながらたくさんのキャラクターと会うことができました。
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グリーティングのあとはランチ。
船内と同じセルフアイスクリームマシンやドリンクサーバーもあります。
ポテチはたくさんもらって船内用のおやつにも。
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Character Dance Party

スケジュールに書かれているけれど、なにが行われるのかわからないイベント。
友人夫婦と一緒に待っていると、陽気なMCさんが登場しノリノリの音楽が流れミニーちゃんとグーフィーが登場。
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遠巻きにカメラを構える日本人、楽しそうに踊るアメリカンキッズ、誰よりも陽気に踊る友人とわたし。
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午前中のグリーティングで、浮かれたファッショングラスを装備してミニーちゃんに会いに行ったのですが、陽気に踊っている最中「さっきのサングラスの子ね!」とミニーちゃんから指を指されました。
ジャパニーズオタク、陽気すぎてキャラクターに顔を覚えられてしまう。
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楽しいダンスパーティーを終え、二人は帰っていきました。
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サイクリング

友人夫婦と別れてサイクリングへ。
各種アクティビティ同様事前予約もできますが、当日予約なしでも利用することができます。
レンタルサイクルの出発地まで行き(自転車がたくさん並んでいるのですぐにわかる)、受付で予約していない旨を雑に伝えてカードキーを渡して受付の用紙を記入。(だった気がする。英語が話せないわたしでもなんとかなるレベル)
受付のオバチャンがやたら話しかけてくるので、なにか不備があったのかと思ったら、わたしのネイルを褒めてくれていたようでした。嬉しい。
サイクリングは、キャスタウェイ・ケイ5Kマラソンと同じコースを走ることができます。
広くてまっすぐの一本道から、木が生い茂る平坦な道が続くので体力の消耗も少なく楽ちん。
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途中、大人専用のセレニティー・ビーチの近くで休憩。
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休憩を挟んだり寄り道をしても、一時間程度でコースを一周できるくらいの距離。
わたしは自転車に乗ることが好きなのでこのサイクリングはとても楽しかったのですが、セレニティー・ビーチに立ち寄らなければ、コースからはほとんど海を見ることはできません。
海岸沿いを走ったりするところはほぼないので、サイクリング中の景色を重視されるかたにはあまりオススメではないかもしれません。

サイクリングのあとは、海辺をのんびりお散歩。
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15時ごろ、時間に余裕をもって帰船。
途中すれ違った白人女性(超美人)が真っ赤に日焼けをされていたので、日焼け止めは入念に塗っておくことをおすすめします。(もちろんわたしは金アネッサ装備)
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Mickey & Friends

スケジュールにひときわ目立つ「Mickey&Friends」の文字があるならば、オタクはロビーに向かわなければならないのである。(ただし何が行われるのかはわかっていない)
この日のドレスコードは"ドレスアップ"。
浮かれたビーチ仕様のスタイルから、急いでパーティースタイルに変身しなければなりません。
船、本当に忙しい。
ロハスタイルのキャラクターたちがバルコニーから顔を出し登場、みんなそれぞれの位置につき整列グリーティングが始まります。
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グーフィーやプルート、スティッチも出てきていたのですが時間切れでグリーティングできず。
なおプルートに関しては、「全裸やし別にええか」と後回しにしがちだったことを反省したい。(キャスタウェイ・ケイ以外のプルートの写真がほぼない)

このあともグリーティングのスケジュールがあり、「ミッキーが来るよ」と言われたので待っていたところやってきたのがこちら。
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ド、ド、ド、ドレスアップしたキャプテン・ミッキーマウスや~~~~~!!!!!
次々とドレスアップしたキャラクターたちが登場し、ディナーまでの時間を全力でグリーティングに費やしました。
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エンチャンテッド・ガーデン

船内最後のディナー。
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最終日には、3日間お世話になったサーバーさんたちにチップを渡します。
わたしは事前にチップを前払いしていたため、所定の封筒に用紙を入れたものを用意。
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封筒の中に、お正月のグッズで販売されていたミッキーだるまの折り紙メモを同封したのですが、とても喜んでもらえて嬉しかったです。
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お食事のあと、袋入りのチョコレートのアイスをお土産にもらってお部屋へ。(しかし冷蔵庫の中に入れたまますっかり忘れて下船してしまうのである

Disney's Believe

お父さんと娘さんがなんやかんやあってディズニーの世界を旅する感じのショー。(英語力の限界)
ディズニーの作品をそのまま、というより親子が主役のミュージカルショーという感じだったので、英語のストーリーが頭に入らずとにかく眠い。
3日目ということで疲労もありウトウト、しかし最後ミッキーが登場したところでしっかり泣いてしまったので、英語がわからなくてもなんとなく理解したストーリーで勝手に感動していました。(日ごろから鍛えている妄想力の賜物)

最終日は、ショップ内でディズニードリーム号のキャプテンにお会いできるということで足を運びました。
船内で買ったポストカードにサインをもらい、ツーショット撮影。
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「サンキュー!マジカルハピネスクルーズ!!!」と鼻息荒めにお礼を伝えると、「HAHA」とキャプテンは笑ってくれました。
キャストさんとの大規模なピントレーディングも行われていましたが、わたしは特にピンを持ってこなかったので見送り。
少しだけでも持っていけばよかったなーと思ったので、これからご乗船のかたはぜひ。

お部屋に戻って大急ぎで荷造り。
22時までに荷物をまとめ、タグをつけてお部屋の外に出しておくと、翌日荷物を自分で持ち運ぶことなく下船後に受け取ることができます。
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SEA YA' REAL SOON!

船内最後のグリーティング。
勝負服のミッキーワッフルTシャツに着替えていったところ、「スミマセン、ソノTシャツスゴクカワイイデス!」とアメリカ人の女性がカタコトの日本語で声を掛けてくれました。
わたしは気の利いた返事もできず、「サンキュー!めっちゃ嬉しい!ありがとう!!!」と言葉を繰り返すばかりでしたが、「ニホンスキデス!」と伝えてくれたことが本当に嬉しくて、最終日の夜にとても素敵な思い出ができました。
これぞ、船の醍醐味。(感涙)

ロビーのピアノがあるステージ周辺で待っている人がいたのでショー形式かと思ったら、バルコニーから登場したキャラクターが階段を降りてそのあと各所でグリーティング、と教えてもらったので階段前で待機。
優雅に階段を降りるシンデレラの姿は、子どものころビデオで見たシンデレラそのものでした。(DVDじゃなくてVHSな)
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ミッキーたちのコスチュームも、出航のときと同じマリンルックに。
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最後は少しパフォーマンスがあると聞いていたので、早めにグリーティングを切り上げ最前列で待機。
きちんと最前列の場所を聞いて待っていたのに、前から後ろからグイグイ割り込んでくる人がいて困っていると、割り込む隙間を空けないようわたしの隣で力強く仁王立ちするアメリカ人女性の姿が。

グリーティングの列で何度も見かけたオバチャンだーーーーー!

グリーティングの列で一度声を掛けたとき、「前回キャスタウェイケイに来たときは荒天で下船できなかったの」というようなことを話していたので(わたしの英語の理解が正しければ)、アメリカの俺たちだ…アメリカのディズニーオタクだ…と思っていたのですが、オバチャンもどうやら最前列は譲れない様子。
言葉を交わさないままお互い微動だにせずその場に立ち続けた結果、無事に割り込みを阻止。
オバチャンはわたしに向かってにっこり微笑みかけてくれました。

ディズニーオタクの絆、国境を越える。

ショーを見ながら3日間のことを振り返っていると、本当に楽しくて素敵な思い出ばかりで、翌日船を降りることを考えるとさみしくて泣いてしまいました。
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階段を上がり、バルコニーで順番に挨拶をするキャラクターたち。
MCさんのコールに合わせて、みんなで一緒に\ミッキー/と名前を呼んで見送りました。

幸せな気持ちを抱えたままお部屋へ。
毎日お部屋を出るときは忘れ物がないかを何度も確認し、トラブルなくこれまで過ごすことができたのですが、最終日の夜ついにやってしまいました。

ルームキー、部屋に置き去りのまま外出。

速やかにグリーティングの列に並ぶため慌ててお部屋を出た結果がこれです。(クソオタ魂が仇となる)
ロビーのゲストサービスに並び(最終日の夜だから混んでいる)、担当してくれたのがたまたま日本人の方だったので、スムーズに再発行の手続きをすることができました。
お部屋に荷物を置いて、デッキのドリンクバーに向かい両手いっぱいのドリンクを抱えて、再びお部屋に戻ったところで悲劇が起こります。

持っていたルームキー、再発行して無効化された1枚目のルームキー。

うそやろ…こんなギャグみたいなことあんのかよ…両手いっぱいのドリンクを抱えたまま再びゲストサービスへ。
日本人のクルーさんは不在だったので、わたしが伝えられる精一杯の英単語を駆使し現在の状況を伝えます。

「ルームキー、イン、ルーム…(困り顔)」

「オーケーオーケー♪」と笑いながらご機嫌に再発行の手続きをしてくれました。
しかしわたしは関西人。ルームキーを2回連続で部屋に忘れたこの失態をネタにしてどうしても笑いをとりたい…例え相手がアメリカ人でも。(無駄な強い意志)

「ルームキー、インルーム、アゲイン…(最大級の困り顔)」(部屋とレセプションを往復するジェスチャー付き)

「オ〜〜〜〜オーマイガ〜〜〜〜〜〜〜〜(大爆笑)」と、とびきりの笑顔で笑ってくれたクルーさんの大きな笑い声でわたしのミスは報われました。
「よくあることよ、いい夢を」みたいなことを言われて無事に再びお部屋へ。
最終日の夜だからといって気を抜いてはいけません。
カニも申しております。
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5日目 ディズニー・スプリングスに行こう

ついに下船の日がやってきました。本当にさみしい。
お部屋を出たところで、ちょうどわたしのお部屋を担当してくれていたハウスキーパーさんと遭遇しました。(初日にご挨拶をしていたので顔なじみだった)
毎日服もタオルもお化粧品も盛大に散らかしたままだったお部屋をきれいにお掃除してくれるだけでなく、洋服を丁寧にたたんでコスメをきちんとテーブルに並べてくれていたハウスキーパーさんには本当に頭があがりません。(浴槽に水着をぶちこんだまま外出した友人は、お部屋に戻るとご丁寧に干されてあったそうです)
つたない英語で感謝の気持ちをめいっぱい伝え、ハグしてお別れ。
サーバーさんたちにもお渡しした折り紙メモは、ハウスキーパーさんにも大好評ですごく喜んでくれました。

この旅の正装ともいうべきミッキーワッフルTシャツに袖を通し部屋を出ます。
お世話になったドリンクカウンターで、最後の一杯。
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ホテル行きのバスは朝9時出発、ゆっくり朝食をとる時間はなかったのでビュッフェレストランCABANASへ。
最終日にしてついに、ミッキーワッフルTシャツを着てミッキーワッフルを食べるという目的を達成しました。
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そして温めていたギャグをすれ違うクルーたちに片っ端から披露します。

「ミッキーワッホー(自分のTシャツを指さす)&ミッキーワッホー(お皿のワッフルを指す)」


「オーマイガー(大爆笑)」「マッチ(サムズアップ)」などたくさんリアクションをしてもらえて嬉しかったです。
関西人、ご満悦。

いよいよ下船。ロビーにキャラクターたちが描かれていたことは下船の直前に気付きました。
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前日配布されたラゲッジタグと同じキャラクターの指定場所に行き荷物をピックアップ、なにか書いたりしたかな?もう忘れてしまった。
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バスターミナルへ行き、本日宿泊するポップセンチュリーリゾート行きのバスに乗車。
様々な行先のバスがたくさん停まっていますが、そこらへんにいる係員さんに「ポップセンチュリー???」と行き先を単語で伝えるだけで親切に教えてくれたので、英語が話せなくても心配ありません。
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バスの車窓から小さくなる船を名残惜しく眺めます。
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ディズニー・ポップ・センチュリー・リゾート


ポートカナベラルから一時間ほどで到着、早速チェックインの手続きを済ませます。
相変わらずめちゃくちゃな英語で「ファーストビジットウォルトディズニーワールド!!!」と興奮しながらキャストさんに伝えると、「楽しんでね!」と1st visitの缶バッチを手渡してくれました。
マジックバンドもこちらで受け取り。(事前にWebで色を指定しておかないと一番しょうもないカラーのグレーになる、と教えてもらっていたおかげで、指定したピンクカラーで用意されていました)
ルームキーやディズニースプリングス内での決済、わたしは入園しませんでしたがパークチケットとして活用することができます。
オフィシャルホテルに宿泊を決めたとき、パークに入園しないのにオフィシャルホテルに泊まるメリットはあるのかと考えていたのですが、出国前のわたしよ、マジックバンドが使えるだけで大いに意味があるぞ!!!
手続きをしたのは10時過ぎくらいだったのですがお部屋の用意ができているとのことで、大きなレディちゃんの姿を横目にお部屋に向かいました。
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お部屋までの平坦な道を歩いている途中、大きな違和感が。

視界が揺れている。

陸酔いという、平衡感覚が乱れ下船後も体が揺れるような感覚があったり、めまいが起こるという現象。
寄港地で下船したときは全く気にならなかったのですが、平らな地面を長い時間歩くことで初めて陸酔いを感じました。
お部屋に入って一時間ほどお昼寝(船旅を終えたことでドッと疲れが出た模様)、ランチタイムに合わせてディズニースプリングスに足を運びました。
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ホテルから各パークへ向かうシャトルバスの時間もわかりやすく表示されています。
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ディズニー・スプリングス

日本でいうイクスピアリのようなショッピングモール。
お天気も良くのんびりお散歩をしながらウィンドウショッピングを楽しみました。
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ツイッターでよく見るやつだ~~~!と一番最初に入ったショップ。
「ピクチャーオーケー?(写真を撮るしぐさ)」と確認し、お店の中の写真もたくさん撮らせてもらいました。
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LEGOショップ。
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ピンの専門店。やっぱりトレード用のピンを用意しておけばよかった。
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毒が入っている予感しかしないりんご飴屋さん。
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パークで販売されているグッズを取り扱うお店、ワールド・オブ・ディズニー。
こちらの店内は足元がふかふかの絨毯になっており、船内の床と同じ歩き心地でなんと陸酔いが悪化。(げっそり)
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足が長すぎるミニーちゃん。
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初めましてドレスショップ。
どのドレスもとってもステキでしたが、ビビッとくるものがなく今回は見送り。
バッグやアクセサリーも見ているだけで楽しかったです。
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この旅で必ず連れて帰ると決めていたドゥーニー。
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キミに決めた! とバッグを手に抱えながら店内を見ていると、「レジで預かっておくよ」と声をかけてくれたキャストさん。
このキャストさんがとっても気さくで、「オーマイガ~~~!ミッキーワッホー!ソーキュ~~~ト♡」とめちゃくちゃTシャツを褒めてくれて、ジャパンから来たんだよ!と身につけていた日本のグッズをお見せするとすごく喜んでくれました。
お会計の時、楽しくお買い物ができたお礼を伝えて折り紙メモをお渡ししたところ、とってもとっても喜んでくれて、ショップにいたほかのキャストさんもお呼びしてみんなにプレゼントさせてもらいました。
チップとか入ってないけど大丈夫かな…?と心配していたんだけど、みんな「ダルマミッキー!キュ~~~ト!」と笑顔を見せてくれたので、こちらまでしあわせな気持ちになりました。
キャストさんもやっぱりディズニーが好きなんだなあ、というのを心から感じたできごとでした。

ディズニースプリングス内での支払いはマジックバンドが本当に便利で、使用できるクレジットカードのブランドを気にする必要もなく、慣れない海外通貨での現金のやり取りも不要になります。
クルーズも同様にルームキーで決済ができたため、通常の支払いでのやりとりに不安があったのですが、マジックバンドのおかげでとてもスムーズにお買い物を楽しむことができました。
街歩きが少ないクルーズやマジックバンドを利用できるWDWこそ、海外初心者にはうってつけの場所かもしれません。

陸酔いであまり食欲がなかったのですが、たくさん歩いて小腹が空いたため休憩がてらおやつの時間に。
食いしん坊憧れの地、ギラデリ!!!!!
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お徳用パッケージを次々かごに放り込み、自分で好きな味を選べる詰め放題にもチャレンジ。
ふたが閉まればオッケーということで、ギチギチに詰め込んだチョコレートの箱をドヤ顔でレジに持って行ったところ「oh...クレイジーとキャストさんに笑われました。
そのままショップと併設されているカフェへ。
「ここに書かれているすべてのサンデーをいただこうか」と言いたいところですが、初めてなので一番ベーシックなサンデーをオーダー。
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Sサイズって言ったよね…? と何度も確認したアメリカンサイズのアイスコーヒーと共に。


グッズやドゥーニーのバッグなど、この時点でたくさんお買い物をしていたのですが、業者かというくらい買い込んだギラデリがとにかく重い
いったん荷物を置きにお部屋へ戻ります。

ホテルに戻るバス車内で、見知らぬオバチャンから「ナイスミッキーワッホー」とTシャツを褒めてもらいました。
ミッキーワッフルTシャツ、モテモテである。
バスの車窓には左ハンドルのグーフィーの姿が。アメリカに来てもやっぱりグーフィーの運転は心配になります。
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トランプを横目にお部屋に戻り休憩。
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このとき、翌朝の空港までのマジカルエクスプレスの案内がなかったことを思い出し(チェックインの際に案内されると聞いていた)、ゲストサービスに立ち寄りました。
グーグル翻訳に「明日の朝空港に行きます。マジカルエクスプレスの予約をしています」みたいな内容を打ち込み、画面を見せずに自分でカタコトに読み上げながら一生懸命伝えたところ、キャストさんも気を遣ってくれたのか、とてもわかりやすい英単語でゆっくりお話ししながら案内をしてくれました。
アメリカ生活も5日目になり、耳が英語に少し慣れてきていたのかもしれませんが、このキャストさんの案内で「すごい…英語が聞き取れる…内容がわかる!!!」と自分の中ですごく自信になり、とてもいい経験をさせてもらいました。

再びディズニースプリングスへ。
ひと通りお店を見て回り、ステージでのフリーライブやストリートミュージシャンのサックス演奏を楽しみました。
普段はviolinistのオタクをやっているので、「ステージも広くて見やすいし、推しのライブに良さそうやな」という気持ちでステージを眺めていました。(オーランドでのフリーライブの予定はおそらくない)
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ディナーはみんな大好きアール・オブ・サンドウィッチ。
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本当は店内でゆっくりお食事をしたかったのですが、翌朝5時にホテルを出発するのに荷造りが一ミクロンもできてねえ。
テイクアウトでオーダーし、お部屋で美味しくいただきながら急いで荷造りを進めました。


爆速でお風呂に入って即就寝。いよいよ明日は帰国です。

6日目 日本に帰ろう

嫌だ。

ホテル出発

朝5時、ホテルのロビーで送迎バスを待ちます。
毎日半袖Tシャツにカーディガンで過ごしていたけれど早朝は肌寒く、アメリカに来て初めて出国時に着用していたライダースジャケットに袖を通しました。
空港で"ディズニー・マジカル・エクスプレス"と車体に大きく書かれたバスを見かけたので、そのバスが来るのかと思っていたら、港に向かうときと同じディズニークルーズラインのバスがお迎えにきました。
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これで間違えて港に行ってしまったら、この旅史上最大に詰む…と思い、何度も「オーランドエアポート???」とドライバーさんに確認しました。
早朝、ホテルから港に向かうバスは運行していないので、よく考えたらわかることなのですが、なにせ朝早すぎて頭が回っていません。

オーランド国際空港

一時間ほどで空港に到着。
帰りの航空券はこちらで手配しました。

デルタ航空
8:25 オーランド国際空港
11:05/12:25 デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ国際空港
16:00 成田国際空港

今回もオンラインチェックインは済ませていなかったため、自動チェックイン機でチケットを発行。
チケットは「オーランド→デトロイト」と「デトロイト→成田」の2枚が発券されます。
カウンターで荷物を預け、相変わらず不安なので早々に保安検査場を通過しました。


居眠りしないように売店で購入したポテトチップス(売店で売っているとは思えないアメリカンサイズ)をバリバリ食べながら、搭乗口でだらだらとTwitterを眺めて無事に機内へ。

デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ国際空港


デトロイト空港は往路のミネアポリス空港と同じくデルタ航空ハブ空港のため、日本語表記も多く安心。
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ここではこの旅最大の山場である1時間25分での乗り継ぎという(海外初心者のわたしにとって)ウルトラS級ミッションがあり、初めて立ち寄る空港での短い乗り継ぎがとても不安でした。
事前に何度もマップを見て最短ルートを確認、小走りで搭乗ゲートへ。
5分で着いた。
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空港内にトラムも走っているような広くて大きなデトロイト空港ですが、道はただひたすらにまっすぐ。
頭上を通過するトラムがかっこいい。
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荷物のピックアップも不要で少し心配でしたが、デルタの公式アプリで自分の荷物の位置情報を確認することができます。
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定刻で機内に乗り込み、これでいよいよアメリカともお別れか…寝よう…(名残惜しさ<眠気)とウトウトしているところにアクシデントが発生。

飛行機、全然離陸する気配がない。

ここまで来たらもう安心と思っていたのに…最後のフライトでのアクシデントにとても不安になりましたが、急病人の発生とアナウンスが入りました。
急病の方は降機されるようで、荷物を取り出したりするのにもう少し時間がかかるとのこと。
今回はアメリカから日本に向かう機内だったので日本語でのアナウンスもありましたが、アメリカの国内線だったら英語のアナウンスのみで、わたしは聞き取ることができずすごく不安になっただろうなーと思いました。
結局一時間ほど遅れてテイクオフ。最終日の一番最後のフライトで本当によかった。

帰りのフライトではとにかく熟睡。寝ている間に機内食を逃してしまいましたが、CAさんを呼び出し無事確保。(機内食を諦めない女)
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いよいよ旅も終盤へ。
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7日目 家に帰ろう

成田国際空港

日本に到着。


ツイッターでよくみるやつでおなじみのミッキーたちに迎えられ無事帰国。
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なにか書いたりしたっけ?荷物を受け取り、リムジンバスで岐路につきました。

* * *

出発前の不安な気持ちはなくなり、最高の充実感を抱えて帰ってきました。


アメリカに行ったのは一人でしたが、出発までの期間たくさんの方に相談に乗っていただき、道中もツイッターでメッセージをいただいたりしてとても嬉しかったです。
ツイッターを通じて、海外へ行くきっかけを与えてもらったことに感謝しています。
クルーズに乗船することはもちろん、海外へ行くことすら少し前の自分には想像もつかないようなできごとでした。
わたしは周りの方にとても恵まれていて、海外旅行の経験豊富な方や、不安を解消する助言をくださる方にすごく助けられましたが、そうではない方もいらっしゃると思います。
こちらの記事が、海外旅行経験が少なく英語力や一人での行動に不安がある方の、きっかけや参考に少しでもなりましたら嬉しいです。
長い長いテキストを読んでいただき、ありがとうございました。

(そして同年冬、再び日帰りでHKDLに行き更なる自信をつけたわたしは、翌年一人イタリア旅行を決意したのであった)